Repair(修繕・着色)

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Maintenance

メンテナンス

ブロンズは、世界の多くの場所で形を留めたまま出土されるくらい他の金属に比べて耐久性は優れています。しかし、鳥の糞、酸性雨、大気中の含有物など様々な要因で表面は腐食していきます。
したがって、定期的(年に2回位)に表面に付いた汚れを取り除く必要があります。以下、簡単なメンテナンスの方法をご紹介いたします。

 

屋内設置のブロンズ像

①柔らかい布かタオルで全体を拭き上げる
②研磨剤不使用のワックスをかける(任意)


表面の汚れを取るだけでも十分です。定期的に拭き上げてください。ワックスは必ず研磨剤の入っていないものを使用してください。

 

屋外設置のブロンズ像

①亀の子タワシやブラシを用いて水洗いする
②水分を乾いたタオルで拭き上げる
③研磨剤不使用のワックスをかける(任意)


鳥の糞が付着した場合は、出来るだけ早く取り除くようにして下さい。腐食を加速させる大きな要因となります。ワックスは必ず研磨剤の入っていないものを使用してください。

緑青について

銅は大気中の雨露にさらされると、緑色の被膜ができてきます。
これは緑青(ろくしょう)と呼ばれる錆(さび)の一種です。表面にできた緑青は中の銅を保護する働きを持っています。寺院の屋根が緑色になっているのを見たことはありませんか?あれはこの作用を利用して屋根を保護しているのです。
また、緑青は体に無害です。

全国各地に納められたブロンズ像のメンテンナスを承ります

 

ブロンズ像のメンテナンス

長年の風雪や酸性雨、鳥のフンなどの影響で汚れが目立ち
すすけたブロンズ像が、まるで新品同様に美しく生まれ変わります。


 

施工前

施工前、全体的に色落ちが目立ちます。
馬本体と別に菊紋部の塗装も合わせて行うこと依頼されました。
 


 

施工後

馬本体の着色と菊紋本体の着色を現地にて行いました。
 


 

施工前

 


 

施工後

 


 

施工前

 


 

施工後

 


大型ブロンズ像の修繕事業


 

大型ブロンズ像の修繕

約5mの大型ブロンズ像の修繕工程

大正7年に建立された日蓮聖人像。高さは約5m、重さは3.7トンもの大型ブロンズ像。10年ごとに着色修繕が行われていましたが、この数年「本像が揺れているような感じがする」ということで、本像の調査を開始。雨垂などでヒビや破損箇所を確認。内面の補強の強化などを行わないと倒壊の恐れがあるとし、修繕、補強の依頼を承りました。
2016年の解体から再設置までの工程(工房での修繕、鋳造、着色など)をご依頼主様許可の元、公開致しております。
 

大型ブロンズ像の修繕